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土木の経費

久々に八潮に出向く。公園基本設計の概算を見る。箸にも棒にも掛からない数字ではない。合計額が予算をはみ出るのはいつものことなのでたいして驚かないが土木工事の諸経費が50%以上もあるとは知らなかった。どうしてこういうことになるのかちょっと理解に苦しむ。建築は役所工事でも15%くらいである。もし50%が適当な数字なのだとすれば、建築の15%は低過ぎるということになる。帰宅後ネットで国交省の基準など見ると現場管理費が37%一般管理費が13%と指定されている。うーんどうしてこれだけの諸経費が認められれているのだろうか?建築の現場は設計とのダブルチェックだからとは言え、、、ネットでいろいろ調べてもその仕組みは分からない。単にこれは慣習であり、土木はお得ということなのだろうか?
風呂に入り新聞を読む。日本企業が中国で新卒採用試験をしているというニュースが目に入る。ああやはりと思う。中国には一流大学出が蟻族と呼ばれ職に就けず都市近郊に集団で住んでいると聞いたことがある。その人材に誰かが目をつけるだろうと思っていたら日本企業が飛びついた。それも使い捨ての現地採用であはなく幹部可能性のある本社採用だからトップエリートが集まり、あっという間多くの企業が採用を決めたと書いてある。就職できない学生が溢れる日本を離れ企業が中国に出向く理由は単純だ。彼らの求める人材が多いからである。肉食男子が幹部を務める今の日本企業は腑抜けな草食男子に興味は示さない。肉食は肉食を求め中国に行くということのようである。しばらく中国で仕事をしたくはないけれど優秀な中国人を育てるのは興味深い。

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