ベネッセの戦略
ニューヨークの友人と四谷でブレックファースト。彼女はジャパンソサエティの芸術監督。加えて最近日本人としてはじめて理事長になった元ニューヨーク大使(アメリカにはワシントンと国連とニューヨークに大使がいるそうだ)の芸術面の先生役でもあるようだ。彼女は年に4回くらい来日し、前衛アート、ダンス、劇その他を物色してアメリカで公演させるのが仕事。しかし今回は遊び半分でやってきて直島に行くという。どうして??と聞くと、やはり福武さんの策略に興味があるという。先月瀬戸内に行ってきた私はベネッセがここまで投資する理由か分からなかった。進研ゼミで儲けた金を趣味に費やしているのだと思っていた。しかし彼女の話は全然違う。彼らの戦略は瀬戸内海に日本の新しいリゾートを作ることだという。交通のベースを関空に定め、そこから高速ホバーでダイレクトにやって来るルートを計画しているのだそうだ。瀬戸内の島は温泉の宝庫で、気候も穏やか。そこをアートで知的に味付けし、世界的スター建築家による美術館とホテルを用意して話題性を高めているのだという。もはや成田経由のカオス東京とトラッド京都の組み合わは新鮮味に欠ける。観光日本の次なる資源は日本の地中海:瀬戸内なのだという。うーん、、ベネッセが本当にそう考えているかどうかは別にしても、言われたことは至極尤も。昼ころ別れ僕はジムへ。夕方家族と新宿「つちや」でもんじゃ焼きを食す。結婚記念日祝い。噂にたがわずうまい。客足が途絶えない。