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学生による展覧会デザイン

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午前中ロスコの本を読み続ける。これは単なる彼の芸術的思想ではない。芸術家の置かれている社会的状況についての彼の不満も見えがくれしている。ロスコにしてこうなのかと思う。先日の永江による堤へのインタビューで堤は、文化は事業になるけれど芸術は成らないと言っていたがそのとおりである。
昼にアルゼンチン建築展in長野の設営写真が送られてきた。微々たる予算で学生が知恵を絞って作り上げた会場。素晴らしいものである。何度も会場模型を作っては修正し、展示物も30分の1の模型の上に貼りつけて壁のバランスを見て作ったものである。一見シンプルに見えても、唯の倉庫みたいな場所である。汚いところをうまく隠して、照明器具も手持ちの物をうまく利用して、そしてパネルにする写真材料をアルゼンチンから収集して、この状態に作り上げるのはそう簡単なことではない。明日実物を見るのが楽しみだ。見たら見たでまた文句もでるのだろうが。
夕方理科大でロベルトの講演会。なかなか興味深い作品を幾つか見せてもらった。来週の長野での講演会が楽しみである。夜は理科大の山名氏と神戸芸工大の鈴木氏、そしてロベルト夫妻を我が家に招く。

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