« 住宅データベース | メイン | 漱石と綿矢 »

初めて使うクローバー柄の特殊型枠

数か月ぶりに雨。暑いのも嫌だが雨はもっと嫌いである。8時半のあずさで甲府へ。車中南後さんにお送りいただいた『文化人とは何か?』(南後由和+加島卓編)東京書籍2010を読み始める。社会の表層の色を塗り替えていく「文化人」と呼ばれる人種の大解剖である。面白そうな磯崎のインタビューを読み始めたところで深い眠りに落ちてしまった。台風がいったいどんな経路で移動していたのかよくわからないが、甲府についたら雨はやんでいた。午前中住宅の現場。屋根もトップライトもサッシュも付いていた。順調な進み方である。今日台風が来ても大丈夫という状態だったが、雨は降らなかった。
午後塩山に移動し施主定例。外壁のクローバがらの特殊型枠見本が届きクライアントと見た。縦横20センチくらいのクローバーが5ミリ出っ張り、縦横15センチくらいのクローバーが5ミリへこんでいるそんなクローバーが壁面の窓と窓の間の壁面に風に舞ったように散らばっている。コンパネにこういう柄のメスパネルを張り付けてコンクリートを打つことになる。クライアントはなかなか納得しない様子。うるさいのでは?汚れがつくのでは?部分だけでは全体感がわからないなど。そこで事務所からフォトモンタージュをメールしてもらいお見せした。多少理解が深まり。かろうじてGOサイン。とは言うものの、我々としてもまだ細かな部分で確信が持てていない。クライアントが帰ってから引き続き打ち合わせ。6時半の電車で東京へ。車中ずーっと特殊型枠を使う壁面の見え方を議論。事務所に戻りスタディの方針を打ち合わせる。僕のいない間に作るべき模型とその順番を決め適宜メールで写真を送ってもおらように指示し帰宅。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ofda.jp/lab/mt/mt-tb.cgi/4803

コメントを投稿