設計の鼻を鍛えよ
暑くて参っているかみさんが気になるが、家を早々に出て八潮。午前中学生の発表を聞く。自分の学校の発表を聞いているとなんとも苦笑。可哀想だが、自分のやっていることが分かっていない。これじゃ人を説得するのは難しい。でもまあ仕方ないのだろうか?脳みそ入れ替えろと言うわけにもいかないし。多分他の先生も皆そんな心境なのだろうかと思って自分を慰める。さてこれをどうやってまとめるかというのが我々の役目なのだが、小川君と曽我部が人知れず消え、槻橋さんは身内の不幸でお帰りになり、残ったのは僕と寺内。あれあれ。弱ったな。なんとか明日までの作業のイメージを作り学生に伝える。明日何が生まれることやら。でもこれからが設計である。数多ある案をデヴェロップするのが設計では一番難しいところだと僕は思う。これは行けそうだと思い、そこにかけるところが一か八かの勝負であり、その鼻を鍛えるのが建築かもしれない。学生たちは今晩その作業をシビアにやるチャンスである。その最終的な判断は明日小川、寺内両先生にお任せである。宜しくお願いします。僕は行けずにごめんなさい。
夜は久しぶりに新建築の方々と恵比寿で食事。Hさんと若手の二人。Hさんは変わらず元気。吉阪さんの話をもう少し突っ込んでしたかったが、僕は長野に向かうので1次会で中座。最終のアサマに飛び乗る。ここ数日長野東京を行ったり来たり。車中東京大学i.scholl編『東大式世界を変えるイノベーションのつくりかた』早川書房2010を読む。本当は八潮に行く前に読もうと思っていたのだが、タイミングがずれた。まあいいやこのノウハウは今後伝授して行こう。