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軽井沢のハイソな会でいろいろな人に会う

長野に来ると朝6時に目が覚めてしまう。シャワーを浴びて駅のマックに行き朝食をとり田中角栄を読み続ける。10時半のアサマで軽井沢に行きタクシーで中央工学校の南が丘倶楽部というところへ行く。軽井沢で高校の同窓会やっているということを去年の秋ごろ同級生に聞いた。もちろん軽井沢に別荘を持っていることが入会条件というハイソな会である。別荘を持っていない僕は入会資格は無いのだが、建築がらみで少々この地に関係しているのだろうからゲストでお出でよと彼に誘われた。1カ月ほど前に招待のハガキが届き、それを見ると宴に先立ち立礼席の茶会があると書かれている。おー軽井沢らしいスノッブな趣向。しかしそんな茶室があるのだろうか?と思ってこの南が丘倶楽部というところにやってきたらあった!!中央工学校の理事長も先輩でこの施設のことを誇らしげに語っていたが、なかなかのものである。それにしてもこの暑いのに和服姿でお茶を出す後輩たちの姿はなんともがいがいしい限り。上は90から下は20代まで。60名ほど集まった。10代毎に挨拶ということで僕も50代表でしゃべらされた。サッカー部だったこと。軽井沢に別荘は持ってないけれど、とある有名人の別荘を設計したことを申し上げたら終わって色々な方に話しかけられた。最初はサッカー部のS先輩。色々聞くとその昔民放の社長をされていたあのSさん。次に僕の設計した別荘のオーナーの知り合いと言う東大名誉教授のA先生。名前はもちろん存じ上げていたがこんな大きな人とは思ってもいなかった。次は「暇になったら設計お願いするわ」とお話された元外務大臣のK先輩。真っ白なスーツがひときわ鮮やか。更に軽井沢から東大に通勤していると言う物理学者のW先生。一見ペンションのオーナー風。素敵である。話は尽きなかった。多種多様な方々と楽しい時間を過ごさせて頂いた。お話ししているとつい,お互い自己紹介として出身校に触れる。するとだたいていは慶応か東大である。早稲田はいなかった。今は知らねど少なくとも僕より上の世代で言えば確かに早稲田はおよそ軽井沢という感じではない。もちろん東工大なんてお呼びじゃない。この排他的慶応東大のスノッブ文化が軽井沢の文化資本だったのだろう。なんとなくそれも今は変わりつつあるようだが。

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