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久しぶりに中村良夫

夕刻審査部会で学会へ。部会長は渡辺真理さん。急いでいるので終わったらさっさと退散しようと思っていたのだが、会議が終わったら呼び止められた(横に座らなければよかった)。10月にやる上越のワークショップに今年も是非信大生を連れて来て欲しいと言われる。去年は僕が連れていったわけではなく行かせただけなので何があったか実はよく知らない。ただ千葉さんとか渡辺さんとか先生を囲んで学生と先生の座談会のようなテーブルがいくつかあったそうだ。今年はその数を増やしたいので是非来いと言われる。ただこのワークショップは東京だけで想を練っているので地方大学の学生は行っても出遅れ感があるらしくてうまく乗れないようなのだ。ということを渡辺さんに言うとそれは違う。去年など準備不足でぶっつけ本番だったよと言う。僕は今年は学生を行かせる気が無かったのだが、、、、と言うわけで寄り切られた。その後池田さんや村上徹さんと少し雑談。池田さんの学校はそれなりにスタートしたようだ。パワフルである。
帰りの電車で中村良夫『都市をつくる風景』藤原書店2010を読み始める。中村良夫は僕が東工大にいた頃隣の学科にいらっしゃった(その後京都大学に移られたが)。中村先生の風景論にとても魅かれて修論でも大いに参考にさせていただいた。その後日建にはいり横断道路の換気塔を設計するときに景観委員としてお呼びし意見していただいた。川崎の換気塔、人工島の風の塔、海ほたるのパーキングエリアの3つの位置づけを説明すると〇△□くらい分かりやすい形を並べるべきだと言われたのが今でも頭に残っている。何故残っているかと言えばその意見が少々単純すぎると思って「かちん」ときたからである。でも出来てから振り返れば確かに複雑な形など何も見えない場所なのである。だから〇△□とは言わないが、単純な形態であるべきだという指摘は正しかったと思う。

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