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丸善でカート

早朝のアサマに乗る。車内で佐々木敦『ニッポンの思想』講談社現代新書2009を読む。SETENVのI君が「これはまあ、今までのまとめ本ですよ」と言っていたので、積読しておいたのだが、手ごろな旅本が無かったので岐阜遠征のカバンにいれていた。読んでみたら、浅田、中沢、柄谷、蓮實、福田、大塚、宮台、東のスタンスが実感をもとに語られていて、分かりやすかった。9時に東京、丸善に寄る。オープンのチャイムと共に入店したので店には僕しかいない。丸善ではいつもカートを借りて、本を漁るのだが、狭いところや混んだ所には入りにくい。しかし今日は客がいないので、ビュンビュンカートを飛ばしながら、好きな所に入り込める。特に新書コーナーの奥など、いつもなら恐る恐る入っていくのだが、今日は気を使わずにすむ。いつもは行かない建築コーナーにも寄る。窓周り、枠回りだけの分厚い詳細図集があった。これはかなり使えそうである。写真、ファッション、社会学、哲学を巡回し、効率よくカートに放り込み、宅配を頼み事務所に戻る。東京はかなり暖かくなってきた。昨晩の長野も結構暖かかったが、やっぱり格段の差。荒木町のさくらも満開に近い。午後明日の甲府遠征の打合せ。腹減った。

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