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じわっと大学

昨日はべたっと大学の仕事に浸かっていたが、今日もどっぷりである。誰かが大学の先生が働くのはこの時期(だけ)だと言っていたが正しい。9時に学生がインターンシップの相談。大学にいるときはなるべく対応してあげようと、知っている事務所に電話。しかし9時に来ている奴はそういない。携帯かけてもまあ出ない。組織の人は通勤途中。アトリエの人は睡眠中。やっとつかまったW君に快諾いただき助かった。10時に別の学生が進路相談。人生相談なんだか、精神カウンセラーなんだか?能力の限界を超える。昼まで電話。昼食後博士入試。最近は社会人博士が実に多い。今日の受験生も全員そうである。会社は偉いものだ。やっと少し空いた時間でやっと金箱さん確保。中国現場での中国設計院の設計方法について質問。それをクライアントに伝えたいのだが時間が無い。土木修士学生の副査を頼まれ研究室を出て雪の中会場へ。歩きながら電話。やっと出たクライアントは羽田空港飛び立つ直前。話せたのはものの3分。綱渡り伝言ゲーム。1時間かけて一人の修士審査とは土木の方式はなかなか濃密。でも院生が少ないからできること。建築でこれをやったらパンクする。部屋に戻り早めの夕食。食後m2の発表練習。彼らの準備がいいからなのか、疲れて頭が回らないからなのか、もはやこの時期にという達観からなのか、問題なく終わる。それから副査を頼まれている5本の修士論文に目を通し始める。「もう今日は論文は読みたくない」と頭がだだをこねている。仕方なく梗概だけをさっと認知して(読むのではない、読字である)概略を抑え今日のところは終り。さあもうないなと思いきや、来週頭のガイダンスのことを今日やっておく必要があることに気付く。気付かねば良かった。いそいそと去年の資料に目を通しながら、いいアイデアを探るが浮かばない。とりあえず書類は作る。事務所から今日の図面と模型写真が届く。うーんいいような悪いような。

先ほどメールで来た情報を載せておこう。信大の2,3年生で興味ある人は是非おいで。坂牛はゲストで両方に顔出している。

① 2月16日13時 千葉大学卒業設計講評会 13時~17時 西千葉

② 2月23日18時 東大、東工大、芸大修士有志の論文や作品についてのセッション

タイトル>
『6Q ~6の問いから始まる即興建築トーク~』

内容>
新しい建築のトークイベントを二部構成にて開催します。

●第一部:プレゼンテーション
東大・東工大・藝大の三大学院の修士論文・制作を基に、各発表者が一つずつ「問いかけ」を行い、計「6つの問い」を会場に投げかけます。

●第二部:ディスカッション
ディスカッションに関するテーマは決めないという方式を取ります。第一部で挙がった「6つの問い」に対して会場と共にディスカッションを行い、即興で本イベントの全体テーマを浮かび上がせるという新しい試みを行います。

日程> 2010年2月23日(火)
時間> 18:00~21:30 [16:45~(受付) 17:45~(開場)]
場所> Uplink Factory (渋谷)
料金> 500 yen (1 drink)
定員> 80名程度

発表者(敬称略)>
東大院---- 服部一晃(論文) 林盛(論文)
東工大院-- 中川大起(論文) 岩間直哉(制作)
藝大院---- 秋田亮平(制作) 中村紗惟子(制作)

③ 前田紀貞さんのバーオープン以下前田さんからのメール抜粋(許可なく載せてすいません。でも宣伝なので)

さて、突然だが、僕の狛江オフィスの半分を改造してバーがでた。
名前はTENZO(典座)といいます。

これは、今の建築界の一部にある いたって表層的な動向を危惧するからであって、僕が今年50歳になることを契機に、若い建築家や学生たちと本気で語り合う場を持ってみたいと考えた。TENZO(典座)を基地にして、これからの人生賭けて、建築界のひ弱で腐った部分を命賭けて壊してやろうと思っている。
その第一弾が昨年からスタートしました「建築塾」であり、このTENZO(典座)は第二段です。

店内は、「建築コーナー」「バイク/自動車コーナー」「書籍コーナー」「音楽コーナー」と4つのコーナー席に別れていて、殆どがゆったりとした大型のソファー席で構成されているよ。
デザインは、狛江アトリエ(天井高4m)をモダニズム初期の荒々しい空間に近づけてみた。

あと、店の運営は、すべてアトリエのスタッフたちが行う。これも、事務所の若衆たちの建築の精進のひとつだから。料理は、20年間のアトリエの宴で出していたメニューをパワーアップしたもので、とても美味しく提供できていると思うよ。
僕も、殆ど毎日、夜は店にいるから、是非、寄ってみてな。

待ってます(^_^)v


TENZO(典座) HP
http://www5a.biglobe.ne.jp/~norisada/TENZO/00TENZO_toppage.html

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