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本格的冬

午前中夫婦で散歩。僕はジョギング、かみさんは自転車。新宿まで往復。人もまばらで爽快。昼をとりながら付けたテレビに雪の降る善光寺がホラー映画のごとく映る。恐怖におののきさっさと家を出て長野に向かう。東京駅はさすがに人がごった返していたが新幹線は空いていた。車中昨日の続きで『それでも日本人は「戦争」を選んだ』を読み続ける。企画は気に入らないところもあるが内容はとても面白い(僕の歴史的知能レベルが高校生並であるということである)。題名が示す「なぜ戦争という判断に至ったのか?」という問いは、どうも二つの局面を持っているようである(未だ読み終っていないのだが)。一つ目はその判断を生んだ過去の歴史読解。そしてもう一つはその判断を支援した世論の成立基盤である国民性。なるほどそういう目で見ると日本に限らず様々な戦争が何故そういう判断をしているのか少し理解が深まる。戦争ほど究極の政治的判断はないだろう。となれば歴史家にとって(あるいはそうじゃない一般の人にとっても)その判断の根拠に迫ることほど肝要なことはないだろう。6時に長野に着いた。もう真っ暗である。一月になるとぐーんと長野は寒い。先ず道が凍り始める。自転車は怖い。駅から歩いて大学に来た。よく滑る。実に危ない。研究室に着いてファンヒーターとエアコンを両方入れても全然部屋が暖まらない。冬休みで建物が芯から冷え切ったようだ。冷蔵庫でマッチをともすようなものである。ダウンのコート着ながら、明日の会議の資料を作る。3月に行うワークショップの企画なのだが名案が浮かばない。苦し紛れに2案ほど作ってはみたもののどうもうまくいくような気がしない。寝ながら考えよう。

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