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北村明子さんから先日のワークショップのお礼のメールが届く。今年度はフランス、トルコ、新国立での公演が終われば一段落と書かれている。大学の先生が最も忙しいこの時期に世界を飛び回るエネルギーには驚かされる。昼に藤村龍至さん来校。製図第二の講評会。12時半からショートレクチャー。タイトルはarchitects2.0彼がいろいろなところで行っているレクチャーパッケージである。凄いスピードで淀みなく飛び出る弾丸のような言葉に驚く。その内容は最近彼がジャーナリズムを賑わしている超線形設計論である。その理論の可能性は9割賛成、1割疑問。でも設計を理論化しようとするスタンスは僕も共有できるところ。僕としてはむしろその設計理論より、彼の言う批判的工学主義に大いに賛同する。それは大手事務所やゼネコン設計部とアトリエ事務所の中間を埋めないことには現実的に社会の建築環境が改善されないという視点である。2時ころから講評会。徹底して寸法にこだわる講評と評価の厳格なクライテリアは彼の設計理論同様なスタンスを感じる。終って駅前で懇親会。明日の八潮ワークショップのため僕の部屋の参加は少ないが2年生が大勢いる。藤村氏は終電で東京に戻る。僕は研究室メンバーと少し話す。

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