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アルゼンチンの学生、先生、建築家と話す

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エスキス室での学生とエスキス中の1/500模型(彼らの模型はだいたいがカードボードでできている)

ブエノスアイレスには建築を教える大学が国立のブエノスアイレス大学と私立のベルグラーノ大学があるようである(まだあるかもしれないが)。午前中このベルグラーノ大学に向行き、3年生の課題を見せてもらう。一学年60人の学生を3チームに分け、それぞれを2人のスタッフで指導している。大学には製図室はなく、エスキスをするワークショップルームだけがある。課題はブエノスアイレスの南北を結ぶ結節点の再開発である。前期に都市計画的な現地調査と街区割、そしてヴォリューム配置、機能配置を行う。後期はその中に建てるスカイスクレーパーの機能プログラム作りとデザインを行うもの。こういう再開発が課題のテーマとして選ばれるところが、今の日本とはかなり違う。デザインの傾向はかなり雑誌情報に左右されているのだろうか?スペイン語圏ということもあり、エル・クロは彼らの重要な教科書のようである。
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エントランスに貼られた後援会のポスター

30分ほど課題を見せてもらい、学生と対話しその後、講演を行う。100人入るレクチャールームで1時間半ほど。するが幼稚園、大小の窓、角窓の家、リーテム東京工場の4つ。みな熱心に聞いていた。終了後に多数の質問がでるかとも思ったが、質問したのは教授陣だけ。比較的静かな学生だと思いきや、自分の作品を持ってきて、サジェスチョンを欲しいと食い下がる学生がいたのはさもありなんである。
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建築学部長とデザインの教授

終了後建築学部長を囲んで昼食。話はリサイクル、サスティナブルに及び、アルゼンチンはまだ段ボールの再利用くらいだと嘆きつつも、サスティナブル以前にやることがたくさんあると言っていた。
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建築博物館外観

夕方建築博物館でのオープニングカクテルパーティに招かれる。この建物が素敵である。その昔暖房スチーム用のタンクとスチーム機械を入れておいた建物をSCA(日本でいえば建築学会のようなものらしい)が買い取り改修したものである。鉄骨造レンガ壁(こちらでは標準の施工法だそうだ。中国ではコンクリートラーメンレンガ壁が標準だったが、所変われば基準も変わる)。
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できたてのフライヤー

会場には新たに作られたとてもいかしたフライヤーが置かれていた。そして1~2階には日本建築の模型(丹下さんからsannaまで、とにかくよく作られている。ブエノスアイレス・大学で作られたそうだ)3階はブエノスアイレス大学の演習で行われた世界の建築研究日本編。去年の成果だそうで、日本の住宅がテーマ。アトリエワン、千葉さん、そのほかたくさんの建築家の作品がある。そして4階が日本の現代建築というテーマでプロジェクターで2~30の作品がエンドレスで映し出されている。スクリーンが大きくてとても印象的である。この映像に我々の作品も映し出されていた。

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スピーチが始り訪れた人が1階に集まる

200人近い人が訪れていたと思われる。平日の夕方にこれだけの建築家を集めるのだから日本建築はけっこうすごい。スピーチを頼まれ、少々話す。昼のレクチャーと異なり、相手は全員建築家。久しぶりにちょっと緊張。

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