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Hasta pronto

散らかした荷物をパッキング。持ってきた結構たくさんの写真やら本やらは皆人にあげたのだが。その分たくさんの本やら資料やらをいただいた。差し引き0と言いたいところだがどうも帰りの方が多い。小さなカバンがはち切れそうである。ホテルをチェックアウトして荷物を預け、残り少ない時間で建築家協会の本屋、テスタの銀行とマルバ美術館を見に出かける。

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テスタの銀行
本屋にはアルゼンチン建築史の分厚い本があったのだが、すべてスペイン語だし、重そうなのであきらめて、アルゼンチンの新建築のような雑誌を一冊だけ買う。銀行は迫力。テスタは国立図書館の設計者でもあるが、銀行も同様ブルータリズムである。

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マルバ美術館
マルバ美術館は石とガラスのコンテンポラリーなデザイン。ラテンアメリカのモダニズム以降の歴史的展示がされていた。当り前だろうけれど、ラテンアメリカが一つの文化的なまとまりを持っていることを感じさせる。少々買い物をして急いでホテルに戻る。
リカルドがホテルに来てくれた。借りていた携帯電話を返して、お土産を頂き最後のお別れ。一週間とってもお世話になった。昨晩は真剣に数時間建築論をしたし、今後の大学間の交流の可能性についてもお話しできた。アルゼンチンは物価も安いし、家賃も月4万円位。学費は私立でも日本の国立大学より安い。その上ヨーロッパからの留学生が結構多いし建築の質も高い。日本にはそれほど宣伝されていないがかなりのポテンシャルがある。井の中の蛙である日本の学生が自分の考えを相対化するには格好の場である。言葉の問題があるが、英語がしっかりできれば建築ならなんとかなるだろうとリカルドは言う。最後はアルゼンチン式に頬を擦り寄せ再会を誓う(hasta pronto)。

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来たときは古いターミナル。帰りは新ターミナル。
結局荷物は3つに増えその上どれもぱんぱん。空港はひどい混雑。結構チェックがうるさくて僕の荷物を開けて見せろと言う。中身を全部出して放り投げたら係官が「怒っているの?」と聞くので「腹減ってるの」と答えると「まあまあ」となだめられる。10時間飛んでワシントンDCへ。

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