北陸
朝のアサマで研究室へ、午後の大学院講義を終えて夕方金沢へ。車中ソシュール(Sassure, F.)影浦峡 田中久美子訳『ソシュール一般言語学講義』東京大学出版会2007を読む。これはコンスタンタンのノート直訳なので、口語体。他の訳(丸山圭三郎)は読んだことはないから知らないが、こうした直訳は初めてだと解説に書いてあった。だから分かりやすいということのようだが、やはりそんな分かりやすいものではない。とは言え言葉の話だから基本的にそんなに入り組んだ問題でもない。言語の変化は時間と場所に左右されると書いてあるが、北陸の海を見ながら、ここ数日間の時間と場所の変化を痛感する。金沢で魚の美味しい店をホテルで聞く。おお!さすがに美味しい。酒は焼酎。1:1で水で割って一晩寝かせた水割りを黒千代香という器で暖めて飲む。金沢の飲み方ではないのだがこれはいける。