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大友の音

ニューヨークで芸術監督をやっている友人と駅のパン屋でブランチ。話題はダンス、音楽、などなど。彼女が最近親しくつきあっている大友良英の話になる。僕は会ったことはないけれど著書『musics』には感銘をうけた。この本に高橋悠治のワークショップの話が書かれている。そこでは都会で聞こえてくる音を分節化してネーミングするという一般の音の聞き方をしない練習をするという。つまり美的に対象化する普通の音の受容をやめるのである。こうした方法に感化された大友の音を彼女はsoaking yourself(どっぷりつかる)の音だと言う。つまりさあ聞くぞと対象化する何かではなく身の回りに自然と形成される周辺音である。
午後、東戸塚に後輩のオープンハウスを見に行く。東戸塚という駅に初めて降りたが駅前に高層マンションが何本も建ち、デッキでつなげられその途中に商業施設が張り付いている。この巨大スケールには馴染めない。往復の道すがら竹内薫の2冊の新書を読む。『理系バカと文系バカ』PHP新書2009『知的思考力の本質』ソフトバンク新書2009。文系バカか理系バカかというテストが載っているがやってみると僕はどちらかと言うと文系バカのようだ。とはいえこうしてブログを、まめにするのは理系バカに多いとか。

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