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線の数

ひっきりなしに下着を替えつつ水を飲み、そして熱が徐々に下がる。それでも頭がぼーっとしており、これは初めて大学を風邪で休むか??と思い関係する先生に電話をしようと覚悟を決める。しかし覚悟は決めつつボーっとしながらテレビでラグビー観戦していたらどういうわけか少し気分がよくなってきた。あの無敵関東学院も弱くなったものだ。東海大に負けちゃった。
行くなら明るいうちに家を出なければ。アサマの車中藤森さんの『建築史的モンダイ』でまたまた素敵な発見。あのタウトが称賛した桂をコルビュジエは評価しなかったそうだ、その理由がふるっている。「線が多すぎる」だそうだ。これは期せずして僕が去年から学生とやっている町並み装飾度調査の調査指標である。のっぺりしたモダニズム建築に対して、昨今のっぺしりないざらざらした建築が多くそのざらざら度を調べる指標は何かと考え行き着いた調査項目の一つが線分の数なのである。しかしそうした指標設定がはたして的を射ているのかというのはなかなか確信が持てなかったのだが、あのコルビュジエが桂をそう批判したというのならこれは線分の数=ざらざら度と考えて間違いない。

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