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大寒波がついに来た。白馬ではすでに駅前が積雪20センチくらい。長野市内も小雪がちらつく。朝一で博士課程の論文予備審査資格判定会議。今年は建築学科で4名の博士論文を審査することになる。午後3年生m1を対象にした就職ガイダンス。就職委員の主の先生は交代するのだが、副の私は設計担当として当分この役を免れることはなさそうである。夕刻学会の卒業設計展(全国巡回中で現在信州大学で展示中)を拝見。京都の人たちの独特の表現力に目を見張る。cgばやりの昨今手の味を前面に出している。あまりの量なので内容をよく見る時間はない。その後製図第二の提出作品を並べてもらい金曜日の講評会の発表者25名を選ぶ。上位15名くらいは簡単に選べるのだが20番目から30番目くらいはどんぐりの背比べ。講評会には慶応の福屋粧子さんに来ていただく。塩尻のコンペでヒアリングに残った方である。妹島事務所出身でボス譲りの爽やかな作品だった。講評会が楽しみである。夕食後帰宅。風呂で石黒圭『文章は接続詞で決まる』光文社新書2009を読む。僕自身接続詞は最も重要な品詞であろうと思っている。それはアメリカに行った時さんざん接続詞の使い方を教えられ、日本語もそうあるべきだと思っていたからである。我意を得たりという気持ちで読み始めた。ただ僕は文章の論理性にとって接続詞が重要であると思っていたのだが、どうも接続詞にはそれ以外にも多くの役割がありそうである。

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