複雑な工事
朝から現場で打ち合わせ。午前中はゼネコンから提出された追加見積もりの査定である。単価はよくわからないが、数量は軒並み倍である。どう計算したらこうなるのか?プロマネ事務所の責任者を呼び、一緒に図面にスケールをあてて計算する。こういうチェックをするのがプロマネの仕事であることを注意する。その後ゼネコンを呼び数量を間違いを指摘する。しかし彼らはなんやかんや理由をつけて自分の非を認めない。どういう神経しとるのか?
昼飯はこのあたりには食べる場所がまったくないので車で近くの町に行く。昼から宴会である。まあよく飲むよく飲む。こちらはお茶だが彼らは昼からイッキの乾杯合戦である。まあこれが文化だから否定はしないが、、、、、
午後はこれから作る一階の壁の型枠について説明する。そして施工図を絶対書くように指示。この建物は200メートル近い長い建物。その半分は写真のとおりランダムな窓であり残り半分は横連窓。その切り替わりの間に銀色の帯が流れている。ランダム部分は事務所研究所、横連想窓は作業場。東京工場とその形体構成は似ている。このランダム部分の外装は石。開口部のガラス面は60センチほど引っこんでいる。模型のとおり形は大変複雑である。工事ほこれまで杭と基礎だったがこれからいよいよ地上部となる。この複雑な建物を彼らが本当に作れるのだろうか?心配である。この模型は1/200だが、1/50の中国事務所においてある模型も現場に持ってくることにする。穴があくほどよく見てほしいものである。
夜は市の共産党書記であるシャーさんと食事をする。2005年に僕が最初にこの仕事のためにこの市に来てからのお付き合いである。トップにたつ人だけあって実に品格のある方である。