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坂本建築めぐり

本日は朝から某建築雑誌の坂本一成特集のナヴィゲーターとして坂本作品を見て回る。雑誌の監修者のtさんと作品の最寄駅で朝待ち合わせる。今日はまた酷暑がぶり返しているようでめちゃくちゃ暑い。しかしいつもラフな格好のtさんも今日はすこしこぎれいな出で立ちである。坂本さんと会うということでさすがのtさんも少し緊張気味か?10時に建物に到着。僕は2回目である。初めて坂本作品を見る人はどういう感想を持つのだろうか?もちろん坂本特集を組みたいということだからそれなりに下調べをしているだろうし、それなりの興味をもっているのだろうが、坂本建築は本物を見るまで分からないことが多いものである。それはベンチューリの建築にかなり近い。普通を標榜しているのだから図面や写真からでは分からないことが多い。ベンチューリの本物を最初に見たとき、その微妙な差異にビックリしたものである。昼過ぎに先生の自邸に移動。カメランもここで合流。坂本研の学生も数名訪れ一緒に見学。その後研究室に移動。ここでインタビューなのだが、朝から一緒にいてまあさんざん会話をしてきたのでかなり聞きたいことは聞いていた。しかしもう一度仕切りなおしで質問をし始める。気がつくつとかなり時間がたっていた。終わって皆で夕食をとって先生と別れる。tさんにどうでしたと聞くと。来てよかった。一日じっくりと見て話を聞いて全てが腑に落ちたとおっしゃる。そうだろうなあと思った。理念的なあるいは普遍的な坂本建築は実は稀に見る感性的で個別的な建築なのだと僕は思っている。

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