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猛暑は続く。毎年こんなに暑かっただろうか?あまりの暑さに昼食に出るのをためらっているうちに3時。もちろんいっこうに涼しくなる気配はない。坂本先生と電話で話す。新建築の論考について。形式性とスケールと現実。これまで極めて観念的だった坂本先生の理念の中に、スケールというとても実体的な概念が(堂々と)入ってきたように思うと述べた。するとそれに呼応してかどうかは定かではないが、少し新たな地平を獲得できたような手ごたえを感じているとおっしゃていた。たまっていた雑用を片付け、大学の書類を作成しメール、学会の論文査読を行いメール、ネットで明日の出張の切符を手配。軽井沢、高崎、越後湯沢、金沢。空いた時間に来週のエコタウン研究会の予習をかねて、東京大学cSUR-SSD研究会編『世界のSSD100―都市持続再生のツボ』彰国社2008を読む。世界の地域開発(復興)の事例が電話帳のような写真の束となり、いくつかに分類されている。川を生かすとか、ブラウンフィールド再生とか、新しい郊外とか。多分切り口は既成概念の域を出ていないのだろうが、全てが事例なので見ていて楽しいし、説得力がある。エコタウンの参考に読んでいたのだが、八潮の街づくりについて考えさせられる。今信大チームは音に注目して、txや工場から出る、どちらかと言うとそれらの負の側面:騒音ををどう防ぐかを考えている。しかし再生や開発は負の価値よりやはり正の価値を正面に出す方が常道なのかもしれない。当たり前だが水、農地、太陽、これらは普遍的な正の価値(もちろん負の価値の転換も必要なのだが)。夜11時頃、3人束になってかかっている来週行なうプレゼン進捗をチェック。今週末の作業を確認して解散。最近の仕事は、担当はいるものの、締め切り近くなるととにかく全員体制である。