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出張ゼミ

午前中事務所外でミーティング。午後プロジェクトの進行状況チェック。模型が並ぶ。敷地条件が厳しくないので解法はいろいろ登場する。前回3つに絞ったのだが、いろいろ増えて5つとなる。
夕刻東工大の篠野研究室のゼミに呼ばれる。ゼミ本は拙著『建築の規則』。最初僕の作品をスライドでお見せし、その後、m1が作ったレジメに沿って発表と議論。レジメが明快。先ずは全体の骨格を図式で書いているところが気に入った。またレジメをぐだぐだと読まないところがいい。内容を簡潔に要約して言う訓練がなされている。うちのゼミだと何度言ってもレジメの読み上げになってしまうのだが。
しかし議論はもっぱら篠野先生の独壇場。僕が学部の時の助手だからもう頭は上がらない。相変わらず意匠論の言葉の貧困と想像力の欠如を歴史論文と比較して指摘される。歴史は資料をもとにある一つの結論へ落とし込む時に筆者のロマンが注ぎ込まれるのだろうが、意匠論でそんなことをしたらただの戯言ではないか。意匠論を論文にまとめる難しさも分かってほしいのだが、、、、マニフェストはまた別に書きますよ。
篠野研究室は東工大長津田キャンパスにある。緑に囲まれた山奥。学部時代に一度だけ来た記憶がある。10時半頃おいとましたのに帰宅したのは12時を回っていた。

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