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NATURE

高校時代の同級生メイリングリストがある。時たま風の便りが届く。年に一度くらいは飲み会をやっているのだからあえてメールというほどでもないのだろうが、まあ仲がいいということだろう。数日前、そんな風の便りで同級の女性が子育ても終わらぬうちから母校の地学の先生になったというめでたい話が届いた。それに皆がお祝いの言葉を送る。そして近況をひとこと加える。その中で、筑波で物理の教授をしている青木慎也の近況は画期的だった。 彼が昨年発表したParticle physicsにおける論文 Hard-core calculationsがNature誌の選ぶ自然科学分野における2007年のハイライト研究21件の一つに選ばれたとのこと。日本から選ばれたのは2件で、もう1件は今をときめく京大の山中教授の(分子生物学)のiPS細胞だそうだ。いやはやたいしたものである。先日運動部仲間と会った時、少なくとも同学年に一人、下級生に一人ノーベル賞候補がいると話題になった。それにも唖然としたが、青木もこれなら相当いい線いくのではかなろうか?頭のいい奴というのはいるものだ、青木は高校時代、授業中に異様な集中力を発揮し、授業だけでテストは殆ど満点をとるような奴だった。後はパチンコ・マージャン。「勉強はしないでできるのが粋」とする母校の校風を地で行く男だった。そういう天才に比べると、自分はとても普通の人である。

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