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2月14日
キャンパスマスタープランも佳境。大学の上層部への説明。各学部長、理事その他。いろいろな意見も出る。会社と違って、本当に大学というところはいい意味でも悪い意味でも民主的である。もしこれが民間会社で、全国の支店建て替やらリニューアルに際して、その計画を本社の営繕が作り社長が決裁したらそう文句をつける人間はいない。しかし大学と言う組織はそうではない。各支店長がいろいろと社長に苦言を呈することができる場所なのだ。というか場所だったのだろう。しかし大学は徐々にいい意味でも悪い意味でも民間会社化され始めているのである。当然それに際して、ものの決め方のルールも変わってくるのだろうが。
松本で会議を終えてあずさで新宿へ。車中、なかなか終わらないコラージュ論を読む。この本はさっさと読み終えないと重くてしかたない。今日の範囲はパウル・クレーのコラージュ。著者の分類ではクレーのコラージュは分析的コラージュと呼ばれ、自らの作品を鋏で切断してずらしたり反転したりして再接合するものである。僕はクレーのコラージュなど全く知らなかったし、こうした方法をコラージュと呼ぶこと自体とても新鮮に感じた。
夜9時半頃事務所に戻ると小倉君が模型作成中。これから10日間彼は事務所に泊まる。毎日7時間寝るとして17時間働ける。10日でも170時間。すごい。でも風邪引かないように。金箱さんからカルトラーバの講演翻訳本が届く。人のことは言えないが、忙しいのによくこんなことしている。respect。中国は大雪で春節の後に帰省した人々が帰れないとのこと。困った。作業が滞る。茶室は減額交渉でb社がクライアントの予算範囲内に入ってきた。これで決まるか?明日クライアント打ち合わせ。

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