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1月11日
正月に「のだめカンタービレ」を見た時に思わずクラシックのCDが欲しくなった。テレビで放映されていた曲である。その大半はその昔レコードで買っていたものなのだが、もうクラシックはあまり聞かないだろうと思い、全部実家に置いてきてある。それがどうなっているかは分からないのだが。テレビに流れていた曲を片っ端から買った。と言っても流れていた曲は全て大変メジャーな曲ばかりなのでアマゾンで検索すると同じ曲でも数多く候補があがる。そこで交響曲、協奏曲は全て小沢征爾で検索。すると欲しい曲で小沢が棒を振っていないものはなかった。さすが小沢である。メンデルスゾーン・チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトはムローヴァのものとスターンのものとを買った。指揮は両方とも小沢である。ムローヴァの音はとても美しいし、技巧的で上手い。しかし一生けん命弾いているのが感じられる。スターンのものは昔からそう思っているのだが、ヴァイオリンをおもちゃのように扱っている。事も無げに音を出している。全然無理をしていない様に聞こえる。この全然頑張ってないんだよという聞かせ方がよい。建築もそうなのだが事も無げに作ってみせると言うことがよい。無理をしない、手数が少ないというものがかっこよく見える美学はどうも音楽を始めいろいろな表現の中に見られることのようである。

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