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ルネサンスの巨匠たち

8月24日
今日はローマでしか見られないフレスコ画を集中的に見た。ダヴィンチの受胎告知が日本に送られてくることはあってもアテネの学堂や最後の審判は日本には送れない。フレスコ画は建築の一部である。ミケランジェロやラファエロの絵が上手いのは言うまでも無いのだがそれにも増してすごいのは建築の内部が絵で埋め尽くされてしまうそのしつこさである。システィーナ礼拝堂の薄暗さとその天井の高さと大きさと人の量。その全てがミケランジェロの巨大な天井画を特異なものに変化させている。ラファエロも同様である。ラファエロの間の数々のラファエロとその弟子たちの絵はその技量もさることながらその量に圧倒される。その後サンピエトロに入る。25年ぶりに見てその大きさを再認識した。
タクシーで、ローマ市内のパラッツォを手当たり次第見て回る。見ながらやっとローやマレーの所謂ルネサンスの教科書に普通に出てくる定番建築の位置づけが見えてきた。ブラマンテ、サンガッロ、ヴィニョーラ、ベルッツィ、時間がなく写真に費やす時間が少ないのだが瞬間でも目に入れていると違うものである。

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