« ゼミ、ふー | メイン | 音楽家の厳しさ »

パーソナルか?

k-project写真を上田宏さんにお願いした。本日撮影。今日のはうまくとれているだろうか?
k-project来週のオープンハウスのお知らせをお送りしたところ、化けているというメールを数名から頂いた。かなりの人に送ったものが化けているであろう。どうも最近のこのパソコンの調子がわるい。困ったなあ!!
長野県の某市の教育会からプロポ審査員のお願いがくる。指名者も決まっているのでまあそんな大変でもなかろうとお受けした。ただ塩尻市の審査員とは異なりあまりエキサイティングにはならないだろう。地元の建築啓蒙活動と思えばその意義がないでもないが、、、、
卒業設計巡回展の図面を見た。京都大学と早稲田大学の図面はすばらしい。建築がある程度できていないとやはり駄目。どうも途中で止めましたという図面がとても多いのでこの二つは光っていた。
ベッドで武満、小澤の対談を読む。異口同音に音楽はパーソナルなものであるという話が面白かった。3000人の聴衆全員に分かってもらおうと思ってやってない、一人一人と対話しているのだという。また平均律で音を作ろうとするのはおかしいという。そんなことをしていたら日本の楽器は消滅すると言う。更に洞察のあると思う言葉は武満が、こうした現状を悲観もしないし楽観もしない、という態度。それが現状というある種の諦観である。
建築もパーソナルか?奥山が建築の作家性についてインタビューしたという。伊東さんは建築は最後はパーソナルなものと言っていた。しかし本当にそうだろうか?学生の作品も光る二つは明らかにかなりパーソナルである。それが見えないものはもちろん駄目だと思う。しかしそれが光って見えるのは僕が共有する何かを持っているからでしかない。音楽だってそうだろう。何かを共有しているそれを見つけないことには駄目だと思う。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ofda.jp/lab/mt/mt-tb.cgi/2700

コメントを投稿