岡本はエリートでした
今日は友人に引かれて岡本太郎美術館に行った。「一体岡本みたいなアヴァンギャルドがなんで太陽の塔なんていう国家プロジェクトをまかされたんだろうねえ?」と道すがら話していたのだが、美術館で年譜を見てびっくり。岡本太郎は慶応、芸大、パリという超エリートコースだったのでした。とても「芸術は爆発」する人の経歴としては似つかわしくない。友人は芸大卒だが岡本が芸大などとは知らず、驚いていた。母、岡本かの子がまたとてもハイソである。「太陽の塔のコミッションははまったく不思議ではない」と、友人とともに納得した。
ところでなんで昨今岡本ブームなのだろうか不思議に思って友人に聞くと、「あの単純なしゃべりが若い世代の気を引くのでは」という。ああ「小泉ね」と僕。「そうそう」と友人。