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娘が哀れ

昨日かみさんが「最近娘をどこにも連れて行ってないね」と言う。そうそう、研究室の学生と合宿しても家族で合宿してない。「何時からだっけねえ、去年の夏は?」「no」「春は?」「no」「冬は?」「no」「一昨年は」「一年間どこにも」「げ!」「二年前は?」「夏に文がシンガポールに行っただけ」。困った父親である。建築オタクのお父さんをもった娘が急に不憫に思えてきた。この春休みも今のところ無計画。小学生最後の春休みだというのに。そこでせめてもの罪滅ぼしに、お昼をoazoに食べに行こうと誘った。ついでに丸善で好きな本を買ってあげようと言ったら喜んだ。提案もせこいがそれで喜んでくれる娘も幼い。でもこちらとしては嬉しい。小学校時代音楽に明け暮れ本なんて読まなかった僕とは大違いで、成績は悪いが、読書だけは人一倍するようで、年間200冊以上読み学校から表彰されたそうだ。まあ僕ができなかったことをせいぜいしてください。成績はあまり高望みしません。母親は毎晩隠れて本を読んでいる娘と大喧嘩しているがまあ大目に見てあげたらどうだろうか?

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