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第五講お題

本日は建築(土木を含めた構築物)のサイズが及ぼす美的効果についてその歴史的変遷をご紹介した。私の専門ではない領域もあり耳学問の延長部分もあるがご容赦願いたい。
ところで大きいというものは確かに崇高という美的概念によって説明されるような効果はあるもののこのご時世人工物にそうした概念を当てはめてデザインしようなどというのはアナクロの謗りを免れない。しかし一方、大きいということは余剰(redundancy)という概念も含意する。それは今日の講義には出てこなかったが、建築においても余剰空間が建築のflexibilityを高めるなど、美的効果とは別の極めて機能的な見地から評価する人もいる。
そこで大きいことを評価し、現代において大きいに価値を与えてみよう。しかしそれはそもそも見当ハズレであると考える人はそう主張し、その理由を記し、むしろその対極である小さいを評価してくれも構わない。もちろんどのような領域についてでも結構である。

また他の大学の学生の意見も覗いてみよう。質問は同じにしてある。
http://ofda.jp/t_lecture/2007/rule/bbs/2007/05/post_5.html

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