第六講お題
今回の授業はスケルトンかブラックボックスかであった。双方とも現代建築の特徴であり、スケルトンとは文字通りガラスを多用したシースルーなものから、不要物を拝したエッセンスだけの、つまり構造を露呈した(tectonic)建築であることも説明した。一方ブラックボックスとは設備充満とかディズニーとか超巨大とかこれらも極めて現代的な傾向なのである。
さて今日はこのスケルトンの中の構造露呈(tectonic)な建築に焦点を当てて見たい。そこでお題。「君が今まで経験した建築の中で構造が露呈されているものをあげよ。そしてその建築から受けた印象を説明せよ。説明する時は例えば、もしその建築構造が露ではなく、仕上げが多く施されていたとしたらどうかというような比較の視点を呈示しながら行うこと。