六本木クロッシングが森美術館で行われている。タイトルは「僕の身体、あなたの声」ほとんどが30代のアーティストである。身体というのはジェンダー、人種、民族、大人子供などの差異の現れと言い換えてもいいだろう。藤井光の映像は韓国人学生に日本の戦時中の教育、戦争動画を見せてそれを真似させたり、言葉で表現させるというもの。それらを話し、見る彼らの表情が克明に記録されており思わず全編見てしまった。長谷川愛の不可能な子供はlesbianのカップルにもし子供がいたらという状況をCGで描いている。いずれの作品もわりとリテラルに分かりやすかった。その中では僕が登りかけた階段は一体なんだったのだろうか?