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アメリカを選ぶ理由

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この本何気無く買って放っておいたけれど読んでみたら名だたるアカデミックな社会学者9人がジャーナリスティックな社会学者古市憲寿に社会学のなんたるかを説いている。
その一人上野千鶴子は説く
「古市君プロの研究者になる気ない?・・・なりたいなら選択肢はありません」海外に「行くべきです」
「どのタイミンがいいですか?」
「早ければ早いほどいい」
「でもどこに行くか・・・」
「アメリカ以外の選択肢はないと思う」
その理由はアメリカにいれば自然に必要な人が集まってくるからだという。鵜呑みにするつもりはないがこの人が言うのだからこの分野ではそうなのであろう。さらにこういう
「これからはグローバルな学術ネットワークを作らないと一流の研究者とは言えません・・・これまでの日本のアカデミック・コミュニティは、日本語という非関税参入障壁に守られてきたけど、グローバル化の圧力のもとでは・・・そのまま地盤沈下していくでしょうね」
上野さんは偉い。ここで登場するアカデミックな社会学者は誰も海外留学経験もない。もちろん上野もである。しかし若手にきちんとこのことを言えるところがさすがである。

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