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今こそ都市の記憶を残す時

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震災後のカトマンズの半壊した建物は前回のヒアリングでは100年を超えるものについては保存するがそれより新しいと壊して再建するということだった。カトマンズ中心部でも4階建ての集合住宅が路地のように連なる中層神楽坂のよう場所があるのだがここもかなりやられていて建て替えるそうだ。しかしこいう時ことこれを使うということができないものかと考えてしまう。日本だとどうなるのだろうと考えていてこの本に行き着いた。日本でも壊されるだろうというのが後藤さんの考え。その原因は法律と経済性。法律が現行の法への完全一致を求めるから(欧米ではもっと柔軟な法運用を行なっている)。また壊して建て替えることが経済促進のために良いとして国がそれを後押しする形になっているからである。こうした二つの反省をネパールではよく考えて欲しい。今壊すともう何も残らない。都市の記憶を残すのは今である。と思いながら2月22日のプレゼンの資料作り中。

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