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レネと会う

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デンマーク王立アカデミーの先生をしているレネ・クーラルと最後に会ったのは3年前の夏。ヤコブセンが設計した彼の家でディナーをご馳走になったのがつい昨日のように思い出される。今東工大の5週間のスタジオのために来日している。2年前に彼のために買っておいた自転車のアート作品をプレゼントしてあげた。
彼は2012年の冬に理科大の学長招聘助成金で来日して、理科大の3年生と院生を相手に自転車のまちづくりというワークショプを行った。文京区役所で自転車を借りて皇居を一周した。飯田橋の混み合った歩道を数十人で走ってこの町は自転車に乗りにくいと実感した。今年は東工大で自転車ではなく高齢者のための公共空間というワークショップをやっているそうだ。
食事をしてコーヒーを飲んでいるときに彼が「僕は大学辞めるんだと」というので驚いた。どうしてと聞くと、本を書くための賞金に応募して獲得できたのでゆっくりと10冊目の本を書くのだという。大学の職をあっさり辞してそういうことやる勇気がすごい。その後どうするのと聞いたら別にという顔をしている。あきれるというか凄いというか、、、、

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