そろそろ勘違いを改めないと
大学の競争資金というものがある。一生懸命やっている大学には金を出そうという国の施策である。しかしこれは政治的である。国が伸ばそうと思う産業、国交、思想に力を入れる研究教育にはお金がでるのである。去年アルゼンチンで駐アルゼンチン日本大使とお話ししたら首相がラテンアメリカに来てもブエノスアイレスには来なかったそうだ。そうなるといくらアルゼンチンとの共同研究なって言ってもそもそもそういう助成の枠組が生まれ無い。今日ルイスにその話しをしたらペルーも同じだと。彼はアフリカの研究をしているがペルー政府はそんなことには見向きもし無い。政府はみなアメリカを向いている。だからルイスがアフリカの研究と言っても「はあ??」という話しになるそうだ。しかしそんなことをずっとしていると世界はいつまでもアーキペラーゴであるる。日本はアメリカと西欧だけが世界だと勘違いし続けるのである。