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日本会議の危険性

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気になる日本会議の本を2冊ほど読んでみた。菅野完『日本会議の研究』扶桑社2016、もう一冊は山崎雅弘『日本会議—戦前回帰への情念』集英社新書2016。どちらかというと前者の方が客観性を保とうと努力しながら書かれ、後者の方が日本会議の矛盾を指摘するような書き方である。最近日本会議の本は多く出版されているのだがおそらく全ては批判的に書かれていると想像される。
日本会議が戦前から脈々と連なる右翼の流れを汲むものであり、天皇を中止とした国体を維持することが日本を健全な姿に保てるのだというその辺りの主張はどの著書においても共有されているのではなかろうか。
私はそういう考えの持ち主がいることを否定はしない。しかしそうではない人がいることもよしと考えるべきである。つまりそういう考えを他人に押し付ける安倍晋三のやり方は政治ではない。それは常軌を逸している。今自民党議員の多くが日本会議に所属しているようであるが極めて危険な状況であるとように思う。このままいくと日本は明らかに北朝鮮化する。

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