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なぜかルノワール展のミュージアムショップに内村理奈さんの著書が3冊並んでいた。どれも面白そうだったが2冊買って一冊風呂で読んだ。19世紀頃のヨーロッパのエチケットのことが色々な側面から描かれている。面白い。例えばchemise(下着)で人前に出てはいけないというが、マリアントワネットはそいうことをしてその姿の肖像画さえある。この絵は書き直させられたらしいが、革命後質素を基調とする時代に入りchemiseドレスが流行るのである。下着がいつしか表面に出てくるのは今も昔も同じということのようであるし、エチケットも時代とともに変わる。