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アメリカンアートの流れ

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ポップアートのことを知るのにLucy R. Lippard が60年代に編著したPOP ARTの主要部分を読んでみた。目からウロコ。POP ART はグリンバーグがポストペインタリーアブストラクションと呼んだエレズワース・ケリー(1923〜2015 Kelly, Ellsworth)やケネス・ノーランド(1924〜2010 Noland, Kenneth)とそのヴィジュアルにおいて多くを共有していると指摘していた。ポップは具象で抽象表現主義とは繋がらないと思っていたが、確かにその色使いや形の大きさや大胆さにおいて多くの共通点がある。
そういう繋がりで言うと。抽象表現主義のポロックたちはそれ以前の二つの流れである、抽象とシュールレアルのシュールレアルの自動筆記とつながっている。これも普通だと抽象とつながるとみたくなるがそうではない。一見切れ切れに見えるアメリカンアートはこうして一つの流れの上にあることがやっと見えてきた。

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