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東京の虚を見てからリサーチへ

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昨晩アントンが配偶者にウィーンの印象を聞いたのに対し、美術館の充実をあげると、さも当然という顔をしてオーストリア=ヨーロッパ全土であったと述べていた。それは大げさとしても、ハプスブルグ家がほぼフランスの東側から東はポーランドの一部、北はそいつから南はハンガリーまでを支配していたわけである。そこにあったものが全てウィーンにあるのだと言わんばかりだった。しかしそれにも増して、世紀末のオーストリア独自の美術のそして美術学の充実が魅力的なのである。
今朝は東京駅に集合し、ロラン・バルトが『表徴の帝国』で言う東京の中心の虚を見てからグループに分かれ再度リサーチエリアに散らばった。Good luck.

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