ワークショップ2日目
本日のワークショッププログラムはシークレットスペースの見学から一転して、オブジェクティブに建築を見てもらう。SANAA、FOA,日建設計。僕は大学の卒計展を見るのでそっちは学生とウィーンの先生に任せて夕方OFDAで彼らを待つ。ワインとポールのパンを用意して待ち受ける。准教授のアントンに今日はどうだったと聞くと、まあこの手の巨大建築はどこの都市行って同じだねと興味を示さない。フィリアに大桟橋は2位は篠原一男だったのだよというと知っていてそっちの方が全然よかったと言う。理由を聞くとFOA案はまったく美しくないと言う。外国の人には概してこの建築は受けない。いままでいいと言ったのはモネオくらいである。
一方アントンは神楽坂や荒木町のスモールスケールをもっと見たいと言う。これも外国の方特有の反応なのだが、こういうのをオリエンタリズムと言うのだろうかと思ったりもする。明日のスケジュールと注意点を伝え、OFDAを出て荒木町を一周してから食事へ行く。日本とオーストリアの学生はあっという間に仲良しになっている。若さの力はすごい。