前近代の残滓
今回は忙しくて建築本屋を見て回る時間もなかった。最近はネットで買えるので本屋で買うことは減ったが、本物を手に取る意味がある。
いつも異国の都市に行くとその都市の成り立ちの歴史がわかる本を探す。ウィーンでもそういう本を探してエルンストに聞いたら、彼がそういう本をくれた。素敵な本で多くの歴史的な図版が掲載されている。ウィーンも城郭都市だったわけである。近代に入り都市を拡張し、道路を整備するのにこの城郭は取り払われたが、日本も同じである。江戸城の見附は新しい道路整備で取り払われた。しかしその残滓が今もある。ウィーンにもそういう遺跡がのこっているのだろうか?(この本もアマゾンで買えるのだが)。