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先日買った東京本の一つ。なぎら健壱『東京路地裏景色』ちくま文庫2011を読みながら年の不連続とその顕在化をメモる。そのうち不連続である必要があるのかと思うようになった。今まで見えなかったものを見せてやる装置としての建築というのでいいのではないか?つまり「見えない都市」を見せるである。たとえばRCRの橋は河のこちら側から向こう岸の街区の裏側を見せてくれる。日建のトヨタのビルは外堀通りから後楽園の緑を見せてくれる。フューチャーシステムのニューヨークコムデギャルソンは古いビルの内側と最新ファッションのギャップを見せてくれる。などなどまだありそうである。