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タフなシンポジウム

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写真手前からマーク・キャンベル(us)、ビアトリス・コロミーナ(us)、マーク・ウィグリー(
us)、ワンシュー(中)、クリスチャン•スミ(スイス)、スネハル・シャー(インド)
東南大学でやるこの建築理論シンポジウムはなかなかタフである。というのも出席者はビアトリス・コロミーナ、マーク・ウィグリーをはじめほとんどが理論家か歴史家で。彼らの操る言語やそのレトリックは建築家のぼくらとはその文脈が異なる。建築家で出席しているスイス人のクリスチャンと僕らとてもアウエィだねとその悲哀をシェアしている。その上他言語なので頭が痛い。こんなことならいっそうこういう場所に来るのをやめるか、一生このハンディキャップを負いながらくらいつくか???やめるのは簡単だけれどそれでは面白くない。ぼくのポリシーとして建築はこういうところから成り立っていると思いたい。だからくらいつくしかない。
しかし、愚痴のようになってしまうが、、ここ中国で日本人は僕一人。大勢の中国人と大勢のアメリカ人と大勢のイギリス人でこのシンポジウムの議論の骨格が作られてしまっている。日本の僕の話を彼らはとても興味深く聞くものの、やはり舞台は中国である。どうしてそういう枠組みにアジアでは日本人だけがしかも一人だけ呼ばれるのかがやや意味不明(インド人のスネハルは明日の会議のために来ており今日はオブザーバーなのである)。
これをもっとグローバルな枠組みで行い、かつグローバルな同時通訳がつけばだいぶ違う。ワンシューは中国語で話し通訳付きでやっているから楽である。羨ましい。つまりは日本でこういう会議を開くのが手っ取り早いわけなのだが、、、

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