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富士吉田はプラダ流で

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夕方富士吉田市に院生助手5人とともに出かける。大月まで中央線そこで乗り換え富士急行で富士吉田へ。市の方、財団の方3人と打合せ。7時には1階のテナントにはいる保育園運営者と打合せ。
東京都の往来でジャン・ルイジ・パラッキーニ 久保耕司訳『プラダ――選ばれた理由』実業之日本社2015を読むとへーと思うような面白い話がいろいろある。現在の社長であるミウッチャ・プラダは3代目プラダのデザインをけん引するデザイナーであるが若き日にはミラノ大学で政治学の博士を取得した才女でもある。ミウッチャがプラダを引き受けた頃はまだミラノの小さなお店だったのが、彼女が出会って結婚に至るパトリッツィオ・ペルデッリが天才実業家だったというのがプラダ快進撃の始まり。そして彼女の厳格な育てられ方の反発がプラダデザインの根底にありレディースライン「ミュミュ」もその現れ。おまけだがその名「ミウミウ」はミウッチャのあだ名。「服は自分らしさ」という彼女の哲学はシンプルだが心打つ。彼女はだから夏でも毛糸のタイツを履いたり、社会通念にはとらわれない。富士吉田の設計も社会通念にはとらわれない。

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