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増殖建築

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9時半の中央線かいじに乗って今日は大月経由で富士急の下吉田へ向かう。製氷工場リニューアル計画の現地に金箱さんと学生チームと向かい構造的現地調査。僕も初めて現物を拝む。建物の朽ち方は想定内だったのだが、コンペの対象建物の後ろにつかず離れず(見た目はくっついているのだが)建っているRCの氷室だった建屋とその上に乗っかっている増築部分とがまるで北アフリカのメディナの増殖建築のようにアンコントローラブルに繋がっている姿は想定外。これはエキサイティング。今回手を付ける部分はコンペ要項上は道路に面した鉄骨部分だけなのだがこの全体系が魅力である。このアメーバーを全体として考えていくべきなのは見た瞬間思った。それは外観上もそうだし、内部空間的にもそうだと思う。久しぶりにワクワクする。NHKの取材もべったり朝から夕方まで張り付いていた。彼らも何か興味深いものがあるのだろう。この場所にどういうパブリックネスを埋め込めるのか?これは富士吉田のファーストステップである。

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