紅灯の巷の誘惑に負けない
夕刻一つ残った入研者枠の面接をした。つまり第一次希望者が定員に満たなかったということである。信大時代から含めて第一次入研希望者が定員より少なかったのは今回が最初。これは設計の人気が落ちたのか、坂牛の教育的態度が悪くて評判を落としているのか、新しく来た栢木先生の人気が絶大なのか、そのどれかだが、一部の学生の倍率が高いところを見ると設計人気が落ちているわけでもなさそうである。ということは坂牛の態度が悪いのと、それに反し栢木先生の教育が素晴らしいというこの二つの要因によるものと思われる。ここであまり態度をよくするとまた定員を大幅に超えて選択に四苦八苦するので少々態度を改善することに決めた。
というわけで面接を終えて空腹を抱えて帰宅。四谷三丁目から新宿通りを歩くと新宿通りの逆側に荒木町の入口から紅灯の巷がちらつく。おっと態度を改善すると決めたばかりなのでこの誘惑に負けず家路を急ごう。