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スティーブとジョニー

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軽井沢現場への数回の往復でリーアンダー・ケイニー著、関美和訳『ジョナサン・アイブー偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー』日経BP2015を読む。アイブの言葉は自分の博士論文にも引用していた。コンピューターの透明性や、取手のアフォーダンスなど彼のデザインの思想にたいそう驚かされた記憶がある。とてもロジカルなデザイナーであると思っていた。しかしこの本を読むと彼は徹底して機能性と、製作可能性を考えるデザイナーであることが分かる。とは言えクライアントのイエスマンということではない。それゆえに彼は転職の末最後にアップルに来てスティーブのもとで花開くのである。天才と天才の核融合といえば出来過ぎた話のようだがどうもそれが真実みたいである。

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