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非合法探検隊

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甲府の現場は東京同様今日の気温はぐんと下がってかなり寒い。早朝の電車で帰りは夜。一日現場をウロウロしていた。往復の車中で読みかけの本:ブラッドリー・L・ギャレット(Garrett,B・L東郷えりか訳『立ち入り禁止を行く――都市の足下・頭上に広がる未開地』青土社(2013)2014を読む。先日の朝日の書評にも載っていた話題作。著者はPhdを持つ社会学者のようだがその正体は不明である。というのも立ち入り禁止区域潜入のレポートはそれだけでひとつの犯罪を自ら暴露した記録のようなものだからである。よってその潜入先は場合によっては(本当に潜入が非合法のような場所の場合)正確な場所と日時は書き換えられ、あるいは明示されていない。主な潜入先は、廃墟、工事現場、地下インフラ、使用済みの軍事施設、などである。躯体が出来当たっがスカイスクレーパーの最上部での夜通しのバーティーなど少々気違いじみている。しかしこの手の都市探検は実は著者の思いつきのような行動ではなく、多くの同好の輩がいるというのが驚きである。

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