Arquitectura social
ソーシャルアーキテクチャーの根っこを探るべく助手のS君に南洋堂に調査に行ってもらったらなんでも知っているSさんがいろいろと本を紹介してくれた。一つはRural Studioの作品集。これ2014年に出ているからかなり最新情報。20年の営為が詰まっている。それからMOMAで行われた展覧会Small Scale Big Change(2011)のカタログである。そしてBuilding Brazil ――Proactive urban renewal of informal settlements つまりブラジルファベーラの再生である。などなど。
今年は来月Arquitectura socialのシンポジウムがあり、小学校再生プロジェクトが2年目に入り、新しいリノベプロジェクトが始まりそうで、夏にはブエノスアイレスのスラム(villa)調査も行う。腰を据えて Arquitectura socialを考えてみてもいい。
しかしこの言葉の意味はラテンアメリカ行くとスラムと結びつくし、東南アジア行くと災害に結び付き、先進国だとリノベに結びつくわけで世界的に意味合いがいろいろ変るようである。