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帝国の建築

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新自由主義の問題を考えているとどうしても経済の問題になりそれを考えていると世界が経済システムで動いたのはいつからなのかという問を生み、その結果経済システム以前のシステムは何かという疑問となりそして「帝国」にたどり着いた。たどり着いたと言ってもそれは柄谷行人の『世界史の構造』が教えてくれたことである。その柄谷が中国でその内容を講義して帰国後講義録をまとめる形で出版されたのが『帝国の構造』青土社2014である。『世界史の構造』の帝国部分がさらに入念に書かれている。帝国と帝国主義の差が明快になり帝国の可能性がぼんやりとだが分かった気がする。帝国とは常に他国を制覇してその場所を自国化したわけではない、忠誠を誓わせてその見返りに彼らを保護し、そして彼らの文化は許容する場合もあったのである。要は自治を認めたのである。それ故に帝国は巨大になれた。さてでは建築はそういう帝国でどう扱われたのだろうか?自治が認められたとなると帝国の中の属国では帝国の建築様式を受け入れたかどうかはわからない。ローマはあちこちにローマ様式を撒き散らしたなんて思っていたけれど、話はそう簡単ではないようだ。

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